浜松市のビール事情について

投稿者: | 2020年12月23日

この記事はアドベントカレンダー用の記事です。

そもそも浜松市の飲酒事情

私が散々飲み歩いているので、自分でも信じられないんですが、実は浜松市は「都道府県庁所在地及び政令指定都市のなかで1世帯あたり(2人以上の世帯)の酒類全般の年間購入金額(以下、家飲み)、及び外食における飲酒代(以下、外飲み)が最も低い」んです(総務省家計調査より)。

そう、浜松人は酒を飲まない。

マジかよ。

そもそも酒を飲む人が少ない、というのもありますし、無駄に市の面積が広いので、車移動の人が多く飲酒する機会が他の主要都市より少ない、というのがあるようです。

私はたまたま酒飲みですし、また浜松市の繁華街と呼ばれる場所まで徒歩10分の場所に住んでいるので、浜松人の中では酒を飲んでいる部類になります。

全国のクラフトビールブームに対して

前述したとおり、そもそも浜松人は酒を飲みません。当然、クラフトビールの全国的なブームにも、特に乗っかるようなことはなく。

現在でも浜松市でクラフトビールを推して営業している店はせいぜい数店舗だと把握しています。

2019年秋、浜松市に酒バブル発生

「酒バブル」と勝手に呼んでいるのは私だけですが、2019年秋、浜松市の酒の消費量が例年の倍以上に膨れ上がりました。

理由は、ラグビーワールドカップ2019の開催です。

浜松市からふたつお隣の市、袋井市にあるエコパスタジアムにて予選プールのみですが4試合が行われました。

その中には伝説の勝利となったあの「日本対アイルランド戦」も含まれており、試合開催後の熱気とともに、多くのファンが浜松市の繁華街へとなだれ込みました。

開催地となった袋井市には残念ながら大きな繁華街はなく、酒を求めた各国のラグビーファンたちはJR東海道線で20分弱の浜松市へと移動してきたのです。

日本対アイルランド戦だけでなく、スコットランド対ロシア戦、南アフリカ共和国対イタリア戦、オーストラリア対ジョージア戦の後も、多くの外国人ラグビーファン、そしてその頃には一気に数が増大した日本のラグビーファンたちもが浜松市へなだれ込みました。

海外のラグビーファンのビール消費量は凄まじく、後にキリンビールとサッポロビールの営業さんたちにお聞きしたところ、「いろんな店からビールが足りない、早く持ってきてくれ」という嬉しい悲鳴状態だったとのこと。

その飲む量に触発された日本人ファンも、負けじと酒をあおるように飲み、結果的に「酒を飲まない浜松人」の酒の消費量も増えていったようです。

そして訪れたコロナ時代

そもそも酒を飲む量が少ない浜松人がラグビーワールドカップによる酒バブルを迎え、リーマンショック以来、最も浜松の繁華街が賑わってきたまさにその時にコロナ時代が到来してしまいました。

これは浜松市民というより静岡県民の気質なのですが、半世紀以上前から「東海大地震が起こる」というどこかの学者の説に騙され続け、異常なまでに「防災意識」が高いことは「ケンミンSHOW」などでも取り上げられたこともあります。

その高い防災意識が、「自粛要請」や「休業支援金」といった行政からの指示が行われる以前から「店側も客側も勝手に自粛し始める」という現象を引き起こし、ゴールデンウィーク前には浜松の繁華街はゴーストタウンと化しました。

その後、休業支援金や三密対策などの行政の支援が始まっても、客の足は一向に戻らず、浜松の繁華街から多くの店が姿を消していきました。

その中には数少ない「クラフトビール」を売りにした店も含まれていました。

これは他の主要都市でもそうなのでしょうが、そもそも「酒を飲む人が少ない」浜松の繁華街は他の都市よりもさらなる衰退の一途を歩んでいたように思います。

浜松がビールブームを迎える可能性

前述したように浜松人はそもそも他の都市より酒を飲まない、特に家飲みの消費金額に関しては、浜松市(27,701円)に次いで少ない岡山市(33,082円)と比較しても5,381円少なく、ダントツの最下位。

コロナ時代に於いても「家飲みが増える」ということはあったようでしたが、酒屋のクラフトビールの種類が増えるなんてこともほとんどありませんでした。

コロナ時代が終わっても、浜松においてビールブームが起こることは、おそらく無いのではないか、と予想しています。

それこそラグビーワールドカップのような酒バブルが再び起これば、また話は別だと思いますけれども。

早くコロナ時代が終わって、そんな酒バブルが再度到来してくれることを、いち酒飲みとして願ってやみません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です